絶対に乗らないと言っていたハーレー。そのハーレに乗換えた。何故、何故、何故。
そんなに大した理由はない。たくさんのバイクのスペックを較べて最終的に残ったのがハーレーだった。
それは、これから先もずっと乗ってゆくバイクとして、必要な条件が今までと変わってきたのだろう。
オヤジのバイク選びはそれなりに大変なのだ。そんな話を聞いてもらいたくなった。

■バイク選定の条件  
●車庫に入るバイクであること
我が家は狭い。なんと言っても都会の比較的便利な場所だから、土地が狭い。10年程前に土地を買って狭いながらもマイホームを建てた。家族の部屋とリビング、クルマの駐車スペースを取ったら、残りの土地は極めて狭かった。その狭い場所にバイク1台と自転車を2台入れるスペースを確保した。その頃はまだ400ccのCB-1だったので、余裕で入るはずだった。しかし、・・家ができあがってバイクを入れようとした所で事態急変。なんとバイクを入れる入り口のど真ん中に電柱が立っていたのだ。設計の時には気にもしていなかった。むしろ見過ごしていた。電柱の移設も考えたが、この電柱はNTTのもので、移設には50cm動かすだけでも20万円の費用がかかることが分かった。もちろん諦め、なんとか入れる工夫をしたのだ。CB-1の時は、それでもバックで入れて、スペースの中で切り替えることができた。しかし、X4になったらそれができなくなった。ホイールベースが遥かに長いのだ。そのために右側に開いたわずか90cmの隙間からバイクを入れるしかなかった。それでも、入ったときは嬉しかった。これで完璧にX4に乗れると思った。実は、車庫に入るのは当然と思って、X4を買ってしまったのだ。重いバイクを車庫に入れようと必死だったのをいまでも鮮明に覚えている。
従って、新しいバイクを買う場合、X4より横幅があってはならないのだ。しかも、この車庫からバイクを出すときには、狭いスペースで切り返しをしてなんとかぎりぎりで出すことができるのが現状で、X4以上にホイールベースがあると、入っても出なくなる危険があるのだ。X4の全長、全幅、ホイールベースは以下の通り。
全長/全幅  2,330mm/745mm
ホイールベース 1,650mm
まず第一の条件が、車庫による大きさの制限だった。悲しいことだが、都会に住む以上、そして大邸宅を建てるお金がない以上さけて通れない平凡サラリーマンの宿命なのだ。
●足が届くバイクであること
悲しいかな、私の足は決して長くない。いや、まあ短いと言ってしまえばその通りなのだ。ともかく短い。ジーパンを買っても、1/3は切ってしまわなければならない。従って、バイクも足付きの点ではかなりの制約を受ける。X4を選んだ理由も、その足付き性の良さだった。
X4シート高 730mmこれは、かなり嬉しいスペックだった。逆にこれ以上低いバイクは、リッターバイクのマルチエンジンでは、他にはなかった。当時YAMAHAのV-Maxも考えたが、シート高と新しさでX4にしたのだった。シート高の730mmは、考えてみればそれほど極端に低い訳ではない。しかし、それまでにもオフロードバイクでもっと車高の高いバイクも経験していたので、まあ何とかなると思っていた。しかし、実際にX4は正直、かなり高かった。シートを変えたりで、なんとか乗っていたが、もっと低いものがあればいいなあと思ってはいたのだ。
●らくちんスクーターPS250体験
ホンダのPS250というスクーターが製造中止になった。前々からとても気になっていたスクーターだった。急にどうしても欲しくなり、我慢できなくなって買ってしまった。もともとバイクを複数台持つことはよくあった。でも、結局楽なバイクばかり乗ってしまうので、X4を買ったとき全て手放した。それても、欲しくなったら止まらない。2007年9月、買ってしまったのだ。このスクーターで2008年の春にロングツーリングをした。東京から瀬戸内海を見ながら新門司まで走った。高速あり、下道あり、山道ありの走行だ。PS250はしっかり走ってくれた。高速ではスピードの点でかなり辛かったが、あとは満点だった。その気軽さがなんとも幸せだった。X4ではなかなかできない小回りがきくのだ。X4は、走り始めたら止まるのが苦痛だった。でもPS250は全くそんなことは感じない。どこでも気が向いたら止まる。道を間違えたらその場でUターンだ。その原因は足付きにあると感じた。PS250は、シート高725mm。X4と5mmしか違わない。でも、シートの幅や形状で、全く違うのだ。両足が付いて、乗ったままバックできる。この気軽さを味わってしまってからは、この気軽さのある大排気量のバイクが欲しくなったのだ。
■比較検討したバイクたち  

●BMW K1200GT
全長*全幅 2,350mm/990mm
ホイールベース 1,570mm
シート高 800/820mm
このバイクは、正直最も欲しいバイクだった。全てが理想的だった。4気筒のマルチエンジン。大きなカウルとリアのサイドパニア。ロングツーリングの条件を全て満たしている。もし私の足があと5cm長かったら何の疑いもなくこのバイクを買っていただろう。本当に欲しいバイクだった。モーターサイクルショーでは何度も跨がってみた。でもやはりシート高800mmは、無理だった。たとえ無理して乗っても、楽しいツーリングになるとは思えなかった。乗ることが苦痛になったら、バイク自体が嫌いになりそうな気がした。本当に残念だけど諦めた。

●BMW K1200S
全長*全幅 2,220mm/740mm
ホイールベース 1,570mm
シート高 790mm
サイズは少し小さい。でもスポーツタイプのこのバイクは長距離には向かないと思った。ハンドルやシートを取り替えて乗っもかっこ悪くなるばかりだ。憧れはするけど、あまりにスパルタンすぎて扱いにくそうだった。
●BMW F800ST
全長*全幅 2,080mm/770mm
ホイールベース 1,470mm
シート高 790mm
排気量を押さえれば何とかなるだろうかと、しつこく跨がった一台だ。シート高も調整が効き、最悪ローダウンだ。しかし、やはり1000cc以上か欲しかった。ツーリングに行ってもこのバイクは女性ばかりが乗っている。何となく物足りないのだ。男らしくないのだ。私より足の長い女性にはお勧めのバイクだ。でも、このバイクであと10年乗る自信は、私にはない。
●HONDA CB1300
全長*全幅 2,220mm/790mm
ホイールベース 1,515mm
シート高 790mm
最後まで迷ったバイクだ。ある意味で当然このバイクになるのだろうとさえ感じていた。なんといってもホンダの揺るぎない信頼性が魅力だった。扱い慣れた1300マルチエンジン。自然に選べば、シートは高いけど、なんとか工夫してこのバイクになっていただろう。しかし、最後に逆転してしまった。

●HONDA CBF1000
全長*全幅 2,176mm/827mm
ホイールベース 1,483mm
シート高 795mm
データではシート高は795だが、785まで下げられる。ホイールベースも短く扱いやすい。それにデザインが気に入ってしまった。何から何までロングツーリングには適している。このバイクを見たとき「これだ!」と思わず声を上げた程だ。しかし、このバイクは逆輸入社なのだ。イタリアで作っているらしい。その信頼性が不安だったのと、パーツなどの供給に不安があった。とても残念だったが、泣く泣く諦めた。しかし、欲しいバイクだ。もし、ヨーロッパに転勤になったら、このバイクでヨーロッパを走りたいものだ。

●KAWASAKI 1400GTR
全長*全幅 2,270mm/1000mm
ホイールベース 1,520mm
シート高 815mm
発売される、発売されると前々から噂のあったバイクだ。出てみたらとても私には乗れない。馬鹿でかいバイクだった。この重さをまた扱うのは、体力的にも、もう無理な気がした。たかがバイクのツーリングで、これほどまでに大袈裟にする必要がないと感じた。すこしづつバイクへの感性が変わってきていた。
●YAMAHA FJR1300
全長*全幅 2,230mm/750mm
ホイールベース 1,545mm
シート高 800mm
とても完成度の高いバイクだと思う。ヤマハだけあってデザインもすこぶるいい。装備面でもロングツーリングには完璧だ。でもさ、シートが高いよ。跨がったけど、かなり辛かった。足の長い人が羨ましいなあ。本当は私だって乗りたいよ。
●TRIANF TIGER
全長*全幅 2,110mm/840mm
ホイールベース 1,510mm
シート高 835mm
トライアンフがいいよと勧められた。ボンネビルも含めて研究したけど、選ぶ理由が積極的には発見できなかった。しかも、800を遥かに超えるシート高。無理です。無理です。跨がる前に諦めました。
●HONDA DN-01
全長*全幅 2,320mm/835mm
ホイールベース 1,610mm
シート高 690mm
悩んでいるときに発売されたバイクだ。実は密かに待ってもいた。でも、スペックを見て驚いた。シート高690は嬉しいが、ホイールペースが1610。排気量が680cc。なんだこりゃ、である。馬鹿でかいだけでパワーがない。荷物もろくに載らない。これではツーリングは無理だと即座に感じた。しかし、最近のホンダは何を考えているのだろうと、怒りさえ覚えた。
 
■ハーレーが突然現れた  

●何故ハーレーが嫌いだったのか
元々バイクは、並列4気筒のマルチエンジンにしか興味がなかった。同じ排気量で最も効率がよく、スピードも加速もこれに勝るものはない思っていた。だからBMWもKシリーズにしか興味がなかったし、全てのバイクの選定基準はマルチだった。ハーレーにはマルチはない。すべてV2エンジンだ。V4ならまだしも、いまどきV2はあり得なかった。重いだけでパワーがない。振動と無骨な音だけでスピードも出ない、加速も悪い。しかも岩のように重いクラッチ。そんなハーレーが好きになる訳がなかった。一生無縁だと決めていた。
そして、ハーレー独特の集団意識も、とても嫌だった。ポリスの格好をして、走ることには何も役立たないギラギラの装備をつけ、高速道路を列をなして走る集団には、正直言って寒気がした。また、必ず革のベストを着て、チェーンの付いた大きな財布を尻のポケットに入れ、汚らしいかっこでイキガって歩く偽ヘルスエンジェルスにも嫌気がさしていた。誰でも行ける簡単な観光地には、必ずと言っていい程集団でハーレーが止まっている。我が物顔で駐車場を占拠している。走りもしないで一日中そこにいるかのようだ。そんなハーレーには乗りたくなかった。最後まで抵抗していた。ハーレーと言うだけでそんな仲間に思われるのが嫌だったのだ。
一方で、あまりバイクに詳しくない人は、大型バイクに乗っているというと、必ず「はーれー?」と聞く。これも嫌だった。バイクは基本的には一人孤独に楽しみたい。分からない人には分からなくていい自分だけの世界をいつも大切にしたかったのだ。

●ハーレー・ダイキャストの販売サイトを作ることになった
いま思えば、明らかにこの仕事がハーレーとの出会いのきっかけになったのだと思う。知り合いがインターネットでの販売サイトの計画を持っていて、いい商材があれば立ち上げたいと言っていた。いままでにも販売サイトは立ち上げたことがあるので、それ自体は手伝うことができたのだが、その最初の商品がフランクリン・ミント製のダイキャストモデルの特別限定版だった。しかも、Harley Heritage Softail Classicの1/10モデルだ。サイト自体は立ち上げられるのだが、その中に書き込む様々な内容が全く分からない。なにしろそれまで全く興味のなかったバイクだ。それで、いろいろと調べハーレーの車種や歴史、バイクとしての面白さなどを知ることになった。
それはそれで素晴らしい世界だった。世界中で愛されている理由も理解できた。ほんの少し気持ちがハーレーに動いて行ったことは否定できない。毛嫌いばかりしていてもいけないなあ、と思うようになっていた。

●スポツスターのスペックに驚いた
ハーレーのホームページを何気なく見ていた。その中でダイキャストモデルで調べていたソフティル・クラシックのシート高がなんと648mmと出ていた。嘘だろう。最初はそう思った。790mm程度が平均の他のバイクたちに較べて明らかにスペック上は低い。ホンダのCB1300と較べると14cmも低いのだ。つまり、私の足が14cm伸びたことになるのだ。ただ、実際にはソフティルはバイク自体が大きく、1500ccのエンジンを積んでいるので、重量が341kgにもなっている。全長は2,400mmでX4より大きい。従って我が家の車庫には入らないことが分かった。ダイナシリーズも、ツーリングシリーズも同じだ。いわゆるハーレーらしいハーレーは、大きすぎるのだ。ところがもうひとつのシリーズ「スポーツスター」は、883ccと1200ccのエンジンを積んでいて、カッコもおとなしく、いわゆるハーレーとは何となく違う。そして、こちらのスペックを見て、心が急激に動き始めたのだった。
右のスペックを見てほしい。スポーツスターXL1200Lのものだ。
ホイルベースが1,515mm。X4比マイナス13.5cm。シート高668mm。X4比マイナス6.2cm。我が家の車庫にも入れば、足もかなり楽になりそうだ。それでいて一応1,200ccのエンジン。取りあえずパワーはありそうだ。いままで、ガソリンタンクの小さいX4に苦労してきたが、こちらは17lのタンクで、まあ220kmほどは一度に走れる。昨年からキャプレター方式からコンピュータ制御のイグニッション方式に変わっている。実はモーターショーで跨がって、軽くなったクラッチにも驚いてはいた。
一度乗ってみたい。乗ってみてひょっとするとこのバイクがこれからの自分のバイクとして最もふさわしいと結論が出るかもしれないと密かに思い始めた。そんな時、ハーレーから味の素スタジアムでの試乗・相談会のハガキが届いた。

●ハーレーダビットソン・シティとの出会い
土日でやっていた「味の素スタジアム商談会」。土曜日は仕事の都合でいけなかった。日曜日も午前中は忙しく、3時過ぎにようやく出発できた。到着は4時前。なんだか慌ただしかった。でも、目的はXL1200Lに跨がってみれば済むことだった。広い会場であまりにもたくさんのハーレーだらけで、目的のバイクはなかなか見つからなかった。ようやく見つけて跨がり、その足付きの良さに大満足をしていた。扱いも軽く、かなり楽そうだった。クラッチも驚く程軽い。時間が遅かったため試乗はできなかったが、その日の目的は果たせたと思っていた。
そこに変なオヤジが話しかけてきた。かなり馴れ馴れしくいろいろと話をする。販売店のオヤジらしい。目的のバイクを告げると見積もりしてろという。招待されたのはハーレーダビットソンの世田谷だと言ったら、そこにその見積もりを持っていたら、必ずそれよりやすくなるから、役に立つと言う。まあいいや、見積もりだけならやってみるよとノコノコ付いてゆく。貰った名刺には、ハーレーダビッドソン・シティ「代表取締役」と書いてある。社長じゃん。偉いんじゃん。テントに付くと佐藤さんを紹介された。これまた「店長」と書いてある。まあまあ偉いじゃん。この佐藤さんが、とても親切で、とてもプロで気持ちよかった。多少高くてもここで買うかな、などと空想が始まった。車両の他にたくさんのオプションを見積もってもらった。それでも予想額より安いと感じた。これなら買えそうだ。本来は、来年買い替える予定だったが、一年はやく楽なバイクで長く楽しんだ方がいいかなあ、と都合良く考え始めていた。ただ、一度は乗ってみようと思った。乗ってもみないで買ってしまうには、ハーレーはいままでバイクと違いすぎると感じていた。もう一度渋谷のハーレーでお話をすることにして、返金してもらえることを確認して、5,000円の手付けを渡し、バイクの手配を進めてもらうことになった。

●かなり緊張した試乗体験
考えてみれば、バイクを買うために試乗したのは初めての体験だ。元々乗り馴れていないバイクに乗るのが嫌いな方で、いままでのバイクはいきなり買って、なんとか自分で乗り馴れた。でも、今度のバイクはちょっと違う。マルチから、いきなりV2に乗換えるのだから、ひょっとしてこれは絶対駄目だと思うも知れない。一度乗ってからなら自分でも納得できる。だからどうしても試乗したかったのだ。
土曜日の午後いそいそと中野のハーレー・シティに出かけて行った。なかなかきれいなお店で、すでに店長の佐藤さんが待っていてくれた。(右の写真の怪しい感じが佐藤さん)しばらく話して、いよいよ試乗だ。目標のバイク、スポーツスターXL1200L、2008年型。タンクに試乗のコースがペタリと貼ってある。2km程度のコースだ。店を出て1kmほどまっすぐに走る。左、左、左と回って元の道に戻る。簡単なコースだ。しかし、いきなり最初に曲がるべき道を曲がらずに直進した。もう、どこを曲がればいいのか全く分からない。思い切って右に回り、後もう一度右に回る道を探した。分からなくなり、左に曲がろうと一時停止して発信しようとしたら、いきなりエンストだ。セカンドで発進しようとしたためだ。ここで、焦らずに、落ち着こうと気を取り直した。すると道が分かってきた。ここは早稲田通りだ。まっすぐいけば、環七だ。やっと気持ちも落ち着き、バイクをじっくり味合うことにした。
確かにすごい振動だ。トルクは感じるものの、あっという間に力を失う。アクセルを開けても反応は鈍い。でも、地を這っている感覚がなかなかいい。飛んでいる感覚ではなく、たしかに大地を蹴っている感覚だ。これはいままでにない感動だった。こういうことで納得するしかないか、とまあ嬉しくなった。アクセルを開けた反応が加速ではなく、音で感じる。それだけでずいぶん走っている実感にはなる。これからは、こういうことでいいんだなとしみじみ納得したのだ。
店に戻ると佐藤店長はいくぶん不安げに迎えてくれた。10分程度の試乗が20分以上かかっている。道を間違えた旨告げるとやっと安心したようだった。それから店に入り最終的な打ち合わせをした。いま日本に入ってきているバイクを優先的にまわせるという。7月初旬には納車できるということで、オプションの打ち合わせをし、その場で購入の印鑑をついた。ハーレーのオナーになった瞬間だった。

●納車
6月28日(土)、納車の日が決定した。なんだか前日から浮かれて、かなり飲み過ぎた。午後から中野に出かけ、3時頃新しいバイクを目の前にした。ピカピカのバイクを目の当たりにすると、やはり心から嬉しい。新しいパートナーとの初めての出会いだ。打ち合わせ通りにオプションはつけられていた。
あの高く曲がったハンドルはどうしても嫌で、低く狭いハンドルに変えた。これで、お尻が痛くなるのも防げるはずだ。長時間のライディングに備え、シートも厚めで楽なバケットに変えた。リアには荷物を積むためのキャリアをつけた。そして、高速での風に配慮してフロントシールドもつけた。一応のロングツーリング対策だ。
あとは、走りながら考える。一番の問題は、リアのサイドパニアだ。いままで使っているクラウザーがそのまま付けば理想的だが、かなり難しそうだ。無理なら無理でまた考える。ただ、いかにもハーレーと言う装備だけは絶対にしない。あくまでも、私のバイクだ。私流の乗り方だ。ほかのハーレーとは違っていても全然かまわない。ハーレーとしてかっこ悪くてもいい。私は、私の必然性でバイクをカスタムする。これは、ハーレーであると同時に、いやそれ以上に、私の旅のパートナーなのだ。

こうして、私はハーレーを買った。あれほど嫌がっていたハーレーがいま自分のバイクだ。いろいろ考え、感じ、悩んだけど、これからずっとバイクに乗っていくためには、まあ正しい選択であったと思う。まず、400km程走ってみたけど、こういうものだと思えば、なかなか楽しい。これからどんどんその楽しみ方を学ぼうと思う。
新しいパートナー、よろしく頼むぜ。