そうそう、そう言えば、
富山にいいキャンプ場があるという話はずいぶん前から出ていた。
そのうち行きたいとか、必ず行こうとかの話題も出ていた。
それがいきなりカズやん主催で、
ツーリングインフォメーションにでるとは思わなかった。
まあ、いきさつはどうでもいいことだ。
富山のキャンプ場に行くことになったのは事実で、
かなりの人数が集まることになった。
東京から、1泊のキャンプで、富山まで???
まあ、あまり常識的でないことだけは確か。
でも、誰も遠いから止めるという人はいなかった。
朝出れば、夕方には着く。ならばいいじゃないか。
たくさん走れるから楽しみだ。
どうも、バイク乗りの感覚は普通と違う。
遠いと思わない習性がある。
走る距離も、人との心の距離も。


富山県入善町・園家山キャンプ場
日本海に面した程良い林の中に園家山キャンプ場はある。町営で、設備はきちんと整っているにもかかわらず、全くの無料。富山県の民度と文化度の高さが伺える。この季節、利用者はほとんどなし。私たち以外に一組の家族だけ。広いサイトを広々と使えて快適だった。
〒939-0663 下新川郡入善町下飯野361

東京からは関越経由で280km。中央経由だと50〜60km延びる。やっぱ遠いか。しかし、日本海の絶景には換えられない。

■はい、寝坊しました。集合時間に起きました。
当日の集合は、中央高速から長野道に入ってすぐの塩尻ICのすぐそば、道の駅「小坂田公園」。集合時間は、10時。7時半にでれば間に合うだろうと考えていた。起床は6時。キャンプの準備をして、急いで出れば、なんとかなるだろうと。6時起床なら、それ程辛くはないぞという心の油断があったのか、前の日の夜ずいぶん深く飲んでしまった。帰ったのがおそらく3時頃だろう。怖くて時計が見られなかった。案の定、6時になんか起きれっこない。起きたのは、集合時間の10時ちょっと前だった。即座にカズやんにメールして、現地集合にすることにした。とほほほ。もう深酒はこんりんざい止めることを誓って、出発したのが昼頃だった。
何も考えず、最初の予定通りに中央高速に向かった。カーナビはどうしても関越道に乗せたがっている。関越道へは環8を北上せねばならず、たいてい渋滞している。だからできれば中央道なのだが、それ程距離が変わるとは思っていなかった。中央に乗ってからはスムースで、渋滞もなく諏訪湖まで進む。ちょっと休憩をして、「そうか、この近くににみんな4時間前に集合したんだ」などと取り返しの着かないことを考え、再び自己嫌悪になる。みんなは、下道で山の中を快適に走っているのだろう。こちらは、すべて高速で、景色もなにもいつも通りだ。ツーリングの前の晩に飲んじゃダメだぞ、と自分に言い聞かせても、すべては後の祭りだった。
長野道、上信越道、北陸道と走り、朝日インターで高速が終わる。最後の北陸道は、これほどいい道が、この地域に本当に必要なのだろうかと思わせるほど快適な高速道路だ。トンネルの数が驚くほど多い。工事も大変だっただろうと思う。クルマはほとんど走っていない。高速道路の売り上げより、スピード違反の売り上げの方が多そうなくらいだ。もったいないけど、快適。快適だけど、なんかもったいない。
朝日インターからは、カーナビを頼りにずいぶん細い県道を行く。大丈夫かなと思っていると、目的地はどんどん近づく。ちょうど工事中の角を曲がり、日本海に落ちそうな行き止まりまで行くと、そこがキャンプ場。それまでの風景とは突然違って、平和で、自然な環境のよいキャンプ場が現れた。バイクを止めると、少し高台になっているキャンプ場の中心に何人かが集まっている。おお、見慣れた顔だ。もうすでに朝集合組も到着していた。
「バイクで来たんだ。」みんなにそんな風に声を掛けられた。寝坊のため、車で来るだろうとみんなは予想していたらしい。こう見えても、バイク乗りの端くれさ。辛かったけど、バイクで来るさ。
あちこちにすでにテントが張られている。早速、自分もテントを張り、AOIさんに預けてあったタープをみんなに手伝って貰いながら張った。タープひとつで雰囲気がずいぶん違う。今回の秘密兵器だ。

1人用テントが並ぶ。
今夜の寝床だ。
広々していてなかなかいいサイトです。
今回の秘密兵器タープ。
これがあるだけで、キャンプという感じが
盛り上がる。
クルマで来たAOIさんに持ってきて貰った。
張り方を忘れていたが、なんとかなりました。

■知らない世界1
今回のキャンプに参加したみんなの写真を送ってもらった。すべてデジカメだから、添付ファイルでどんどん届く。いやいや、便利な世の中になったものだ。一度のツーリングで100枚くらいの写真は軽く届く。自分で撮る必要はないぞと思えるほどだ。さて、そんな写真を眺めていたら、なになに、昼間みんなでなんか食べている写真があるぞ。よく見たら、「おおっ、蟹だ、蟹だ」。知らない間にみんな蟹を食べている。寝坊した自分には、参加できなかった知らない世界だ。後で聞いたところ、とこぞの道の駅で、露天商が並んでいて、むねちゅうさんが半額に値切った上に、おまけにもう一匹ずつサービスさせて、みんなで食べたらしい。うーーーん、むちゃくちゃ悔しい。自業自得だけど。以下、そのアルバム。

これが、問題の蟹、蟹、蟹。
うまそう。悔しい。
一匹ぐらい、持ってきてくれなかったのは、
何故?
ヤスさんも食べてる。
しかも、ハサミまで使ってる。
準備よすぎ。また、悔しい。
taroさんが発案者らしい。
満足げに食べてる。
またまた、悔しい。
カズやんの嬉しそうな顔。
KOJIさんの夢中な様子。
心から、悔しい。どこの道の駅?
なんだ、この嬉しそうな顔。
KOJIさんにも見せない笑顔を
蟹には見せてる。さらに、悔しい。
蟹でお腹いっぱいだよー、
とでも言いたそうな表情。
蟹の恨みいつか晴らすぞーー。

■知らない世界2
蟹を食べた後か先かは不明だが、みんなで走ってたらしい。その中でも、カズやんは、薪を積んで走っていたらしい。確かにその日の夜焚き火をした。その薪は、わざわざ横浜から運んだのだ。なんでも「うさぎ印」の薪ということで、最高の薪だと自慢していた。しかし、積んで走るのは、かなりかっこいい?
高速に乗って、誰とは言わないが、ふわわkmで走っていたらしい。とんでもないスピードだ。60Hを20分できたという。げげっ、300Hのスピードじゃん。以下、その証拠写真。

KOJIさんらしいな。
その後ろは、ririさんのはずだけど。
山に向かって走っている。
こんな瞬間が、心から気持ちいい。
で、どこなの?
とこぞで休んでいるなあ。
まさか、秘密で美味いもの
食べたんじゃないだろうな。
怪しい。
これが、カズやんの薪積み証拠写真。
走りながら撮っているのは、
もちろん○○ちゅうさん。

■キャンプと言えば、宴会。宴会と言えば、キャンプ。
全員が到着して、それぞれテントも張ったら、何となくタープの下に集まってくる。それぞれがそれぞれの食べ物を何となく持っている。中でも今回のご馳走は、「AOI餃子」だ。AOIさんがわざわざ大量に作って、持ってきてきてくれた。みんなもこれを楽しみに来た。
そして、私は、好評の焼き鳥を持参した。つくね20本、焼き鳥20本。そのほかに買い出しで手に入れた、ホタテや魚。SuperDumboさんの焼き肉。十分すぎるほどの食べ物が揃った。それぞれに勝手に焼きながら、食べ物と同時に酒も始まる。これが楽しくてしょうがない。みんなの顔から、笑顔が途絶えることはなかった。
以下、ランダムに宴会アルバム。

これがAOI餃子。
実に、美味しかった。
味は、3種類。好きなのは梅。
餃子を焼く、美しきAOIさん。
「美しき」は、また、やってもらいがための
うふふふふ、オセイジ。そんなことはない。
まだ明るいうちから飲み始まる。
これが気持ちいい。
さあ、酔っぱらちまうぜーー。
タープの下はこんな感じ。
酒と食べ物で溢れる。
雑然としているところが
バイクのキャンプらしい
この二人、飲みだしたら止まらない。
って、私もそうだった。
ねえ、カズやん、むねちゅうさん。
これは、富山のお化けではない。
誰だか分かったら、
あなたは、ririさんファン。
豪快、ひげまるさん。
あれ???髭がないじゃん。
ただのまるさん???後ろがしまさん。
バーボンのラッパ飲み。
すごいっ。豪華いっ。
子供たちはまねしてはいけません。
永遠の悪戯少年、しまさん。
一日に1500Hは、軽く走る。
走りながら、食事する。
大阪の吉本オヤジ、むねちゅうさん。
今回は雨に降られていない。
だが、しかし・・・・・
バーナーの上に石を乗せて、
ホタテの石焼きを始めた。
意外にうまくいった。でもなあ。
考え込む二人。
ririさんに4アマは、可能か。
俺が教えんとだめかなあ、って感じ。
むねちゅうさんの恋人、ヤスさん。
テントは別々だったけど、
夜中にむねちゅうさんが移動したらしい。
奥の主婦たちは、井戸端会議。
つくねを焼く本人。
アッという間になくなって、
自分の分を確保するのが大変。
KOJIさんと私。
将来のバイク産業について
真剣に語り合って・・・いない。
今回、家族で参加のAOIご亭主、yAsさん。
4人の王子たちは、勝手に遊んでいた。
いいなあ、子供は・・・
ピースサインを送りながらも
餃子を焼くAOIさん。
ここにも彼女のど根性が感じられる。
かなり酔っているひげまるさん。
ほとんど飲まないKOJIさん。
話が合うのが、不思議????

■そして、朝。
いつの間にか酔って寝てしまっているのに、きちんと自分のテントで目覚める。朝は、誰からともなく起きる。4時頃、子供の泣き声で一度目を覚まして、AOIテントの様子を見に行く。第2王子が大泣きだ。1、4王子はぐっすり。「パパとママを探しに行こう」と言っても「いやだ」の強情ぶり。大泣きも収まらない。海岸までママを探しに行って、お迎えを頼む。ママの顔を見たら、大泣きも一瞬で消えてしまう。親の力は凄い。
そんなことをしていると、ひとことぬしさん、SuperDumboさん、taroさんが起き出した。私は、もう一度テントに戻って、一眠り。もう一度起きたら、朝飯が始まっていた。
以下、豪華な朝食の様子。

朝5時。ぼちぼち起き始める。
起きたら、誰からともなくコーヒーを入れる。
このコーヒーが、美味い。
ひっそりと主人を待つバイクたち。
なんとも可愛い。
今日もしっかり走ってくれ。
朝のテントサイト。
冷たい空気が気持ちいい。
テントの中は、暖かい。
それぞれみんな違うテント。
同じテントは見たことがない。
それぞれ、個性的。自分勝手???
豪華朝食のソーセージ。
高級パンに挟んで食べた。
パンは、カズやんの関係者製。謎
昨夜空けてしまった「白霧島」。
宮崎の美保さんからのいただきもの。
東京では珍しい。ありがとうございました。
みんな朝からよく食べる。
昨夜の酒が残っているのもみえみえ。
一番寝ぼけているのが、私。
初キャンプのむねちゅうさん。
テントでもよく眠れたでしょ。
たぶん、病みつき。

■遠いなんて、誰も言わない。
片道300Hの一泊キャンプ。ちょっと常識的でないことは確かかな。もっと近くでやればいいのにと思ってしまうかも知れない。でも、富山でやったおかげで、大阪の人も参加できた。松本の人も参加できた。100Hのところでやってもいいけど、ほんの少し早く起きて、(ビシビシビシ)もう100H、200H走れば、いろいろなところに行ける。いろいろな人と会える。ほんの2時間、3時間だ。こうして、遠くの人と楽しい時間を過ごし、楽しい話をする。確かに生活しているのは遠いいけれど、心の距離はずっと近い。会いたくなったら、いつでも会える。僕らには、バイクがある。だから、遠いなんて、誰も言わない。(完)